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心身症とは

心身症はストレスが蓄積されたために身体に疾患(病態)が現れた状態です。

 

頭痛や吐き気などの身体症状があり、治療において心理的な配慮が特に重要な意味をもつ病気です。

 

心身症循環器系、呼吸器系、消化器系、神経系、泌尿器系などと、あらゆる領域に現れます。

 

定義

心身症は、日本心身医学会が1991年に

 

「身体疾患のなかで、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病など他の精神障害に伴う身体症状は除外する」

 

と定義しています。

 

治療

心身症の治療には抗不安薬が有効です。

 

抗不安薬によって不安、緊張を緩和することによって、身体症状と、それによる不安も緩和できます。

 

抗不安薬は、耳鳴り、筋緊張性頭痛、過敏性腸症候群、過換気症候群、月経困難症などで特に効果が認められています。

 

また、身体症状に加え、うつ状態も見られる場合には、SSRIなどの抗うつ薬も併用されることがあります。