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「風邪」とは

風邪とは「ウイルス性の喉の感染症」です。

 

風邪のウイルスが体の中に入り、増殖したら誰でも風邪をひきます。

 

絶対に風邪をひかない人というのははあり得ません。

 

理論上の違い

風邪をひかない人

絶対に風邪をひかない人というのはいないので、風邪をひかない人というのは、意識しているかは別として

  • ウイルスを体の中に入れないようにしている・入らない環境
  • 免疫力が強く、体内へ入ったウイルスの除去力が強い

のどちらか、もしくは両方ということになります。

 

風邪をひく人

逆に、風邪をひく人というのは

  • ウイルスが体の中に入ってしまっている・入りやすい環境
  • 免疫力が弱く、体の中に入ったウイルスを除去できない

だと考えられます。

 

ウイルスが体の中に入るか

風邪のウイルスが体の中にたくさん入れば風邪をひく可能性がもちろん上がります。

 

ウイルスが体の中に入るかは、次の4つの要素が影響してきます。普段風邪ををひいてしまう人は、まず次の部分を見直す必要があるかもしれません。

  • マスク
  • うがい
  • 手洗い
  • 乾燥

マスク

マスクをしていれば当然体の中にウイルスが入る可能性は減ります。

 

「ウイルスはマスクを通過するから意味ないよ」

 

という知識を間違って持ってしまっている人がいますが、マスクのように遮蔽物があるか、何もないかでは、当然ウイルスが口や鼻に到達する確率は変わってきます。

 

100個風邪のウイルスがあったとして、100個全てが正面からマスクの細かい隙間を通過し、スルスル口へ向かっていくでしょうか?そんなことはないです。

 

100個あったとして、それを10個に減らせたら十分マスクの意味があるのです。

 

マスクをすることは風邪を予防する上で意味があります。

 

自分の予防だけでなく、周りへの予防のためにもマスクはするように意識するとよいと思います。

 

うがい

ウイルスが体の中に入ったからといって、すぐに発症するわけではありません。

 

ウイルスが体の中で増殖して数が多くなると発症します。

 

なので、ウイルスがのどや口の中にいる段階で外に出してしまえばいいのです。

 

うがいをすることで、のどに留まっているウイルスを外に出すことができます。ちなみに、うがいは15秒ほどやるのが理想とされています。

 

また、うがいをすると、のどに潤いがあたえられ、乾燥を防ぐこともできます。

 

なので、うがいをする人はしない人に比べ、風邪にかかる可能性は低くなります。

 

手洗い

ウイルスが体の中へ入るのは、実は手からが一番多いです。

 

人というのは無意識のうちに手が顔や口元に触れているので、手にウイルスが付いていれば体の中に入ってしまうことがあります。

 

また、手についていれば、お箸など食事のときにも口の中にウイルスを入れてしまう可能性があります。

 

なので、手を洗うことで風邪をひく可能性を減らすことができます。

 

乾燥

風邪は湿度が高いと感染する可能性は減ってきます。

 

なぜかというと、湿度が高いと、ウイルスは水分を含んで重くなり、空気中を漂う時間が減るからです。

 

水分を含んで重くなるので、ウイルスが地面へ落ちてしまいます。すると乾燥しているときに比べ空気中に散乱しにくくなります。

 

空気中にあるウイルスが少なければ、体の中にウイルスが入ってくる可能性は減り、風邪にかかる可能性も減ってきます。

 

また、乾燥していると喉の粘膜も乾燥してしまいます。粘膜が乾燥してしまうと防御機能も低下してしまうので、風邪をひきやすくなってしまいます。

 

なので、湿度が高い環境にいる人は風邪をひきにくいのです。

 

免疫力の強さ

免疫力の強さは風邪をひくかに大きく関わってきます。

 

ここで免疫力の強さに関わる要素をまとめます。

  • 体温
  • ストレス
  • 食事
  • 睡眠

の4つが主にあります。

 

体温

体の中には免疫力の源になっている、「免疫細胞」というのが存在します。

 

体温が低いと、免疫細胞の活性は落ちてしまうので、体温が低い人は風邪をひきやすいです。

 

風邪によくひくという人は、手足が冷たいなど、冷え性の人も多いかもしれません

 

ストレス

ストレスがかかっていると免疫力が下がり、その結果風邪にかかりやすいです。

 

ストレスがかかると「コルチゾール」という通称ストレスホルモンと呼ばれるホルモンが体の中で放出されます。

 

ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」には免疫低下作用があるので、ストレスがかかると免疫力が下がってしまいます。

 

食事

バランスの良い食事は免疫力を高めます。

 

また、里芋など、ムチンを含む食べ物は粘膜を強化していきます。

 

粘膜がなければウイルスを止める部分が少なくなってしまうので、その分除去できる可能性は減っていってしまいます。

 

睡眠

睡眠不足は免疫力を低下させます。

 

睡眠不足は免疫細胞の動きが弱まることが研究で分かっています。

 

結論

風邪をひく人は上記のことの中でコントロールできていないことが多く、風邪をひく可能性を減らすことができていないかもしれません。

 

そして風邪をひかない人は、無意識のうちに上記のことを守っていることが多いはずです。

 

「馬鹿は風邪をひかない」の謎

上記のことでも、免疫力への睡眠の影響は大きいとされています。

 

何も気にせず質の良い睡眠がとれれば免疫力が高くなり、風邪をひきにくいです。

 

「馬鹿は風邪をひかない」という言葉が昔からありますが、「馬鹿=何も気にせず良質な睡眠がとれる」から免疫力が高く、風邪をひきにくい人、とされたのかもしれません...笑