サイコ(柴胡)
日本名:サイコ
日本別名:柴胡
英名:Bupleurum Root
ラテン名:BUPLEURI RADIX
科名:セリ科(Umbelliferae)
基原
セリ科(Umbelliferae)のミシマサイコBupleurum falcatum Linne の根
効能
サイコ(柴胡)は柴胡桂枝湯、柴苓湯、抑肝散などに含まれる生薬の一つです。
サイコを使用した漢方には「柴」の字を含む名前になることが多いです。
サイコの主成分はサイコサポニンであり、解熱、消炎作用のために漢方に配合されることが多いです。
歴史
神農本草経の上品に収録され、その薬能は「心腹を主どり、腸、胃中の結気、寒熱邪気を除き」と記載されています。
また、「虚労を除き、肌熱を散じ、早朝の潮熱、寒熱往来、口苦、婦人産後の諸熱、胸脇痛を去る」とも述べられています。
静岡県や神奈川県のものを収穫し、それが好評だったため、三島柴胡(みしまさいこ)と呼ばれました。