バクモンドウ(麦門冬)
日本名:バクモンドウ
日本別名:麦門冬
英名:Ophiopogon Tuber
ラテン名:OPHIOPOGONIS TUBER
科名:ユリ科(Liliaceae)
基原
ユリ科(Liliaceae)、ジャノヒゲOphiopogon japonicus Ker-Gawlerの根の膨大部
効能
バクモンドウ(麦門冬)は温経湯、辛夷清肺湯、麦門冬湯などに含まれる生薬の一つです。
咳止めや痰を出す目的で漢方に配合されていることが多いです。
バクモンドウにはのどを潤す効果があり、それによって痰を出しやすくしたり、咳を改善できるため、より自然な形で咳や痰の症状を治すことができます。
歴史
神農本草経の上品に収録され、その薬能は「心腹結気、傷中、傷飽で胃の絡脈が絶し、るいそうし、短気のものを主どる」と記載されています。
また、日華子には「五労、七傷を治し、魂を安じ、嗽を止め、頭痛を止める」と述べられています。
かつては河内長野市で栽培され輸出もされていましたが、現在では中国、四川省などで生産されています。