シャクヤク(芍薬)
日本名:シャクヤク
日本別名:芍薬
英名:Peony Root
科名:ボタン科
基原
ボタン科(Paeoniaceae)のシャクヤクPaeonia lactiflora Pallasの根
効能
シャクヤク(芍薬)は芍薬甘草湯や葛根湯、十全大補湯などに含まれる生薬の一つで、鎮痛作用が主な効能です。
シャクヤクは婦人科に効果が高いとされていて、婦人科系の疾患に使われる漢方に配合されていることが多いです。
シャクヤクだけでなく、ボタンピなど、ボタン科の生薬は婦人科系によく配合されてます。
歴史
神農本草経の中品に収録され、薬能は「邪気、腹痛を主どり、血痺を除き、堅積を破り、痛を止め、小便を利し、気を益す。」と記載されています。
また、日華子には「婦人一切の病」にも効果があると記載されています。
芍薬は現在でも漢方薬における重要な生薬の一つです。
日本では、花の美しさに注目され、観賞の目的でも品種の改良が行われています。