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シックデイ

糖尿病には「シックデイ」という状態があります。

 

シックデイとは、糖尿病患者が風邪や消化器疾患、過度のストレスなどによる食欲不振から食事が出来なくなった状態のことをいいます。

 

シックデイ自体は生きていれば当然起こることなので問題はないのですが、そのシックデイのときにとる対応が間違っていて、問題となることがあります。

 

その間違った対応とは、自己判断でインスリン注射を中止してしまうということです。

 

 

食欲がなく、あまりご飯を食べれないということもあるかもしれませんが、何も食べなかったからという理由で、自己判断でインスリン注射を中止する人がいます。

 

しかし、下痢や嘔吐などによる脱水症状や、ストレスホルモンのコルチゾールなどにより血糖が上昇したりするため、食べてないからという理由で自己判断でインスリン注射を中止してしまうと、高血糖による昏睡を引き起こしてしまうこともあります。

 

なので、「何も食べていないから血糖値は上がっていない」と思いこまないようにしてください。

 

シックデイ対策

シックデイの対策として以下のことを意識してください。

 

適量な食事をとる。

消化に良いものを食べるようにして、何も食べないことは避けるようにします。

 

インスリン注射を中止しない

何も食べてなくてもインスリン注射を中止しないようにしてください。

 

脱水を予防するため、十分に水分を取る

 

発熱や消化器症状が酷いときは、医療機関を受診する

 

食べていなくても血糖値を測る