MENU

ケイヒ(桂皮)

日本名:ケイヒ
日本別名:桂皮
英名:Cinnamon Bark
ラテン名:CINNAMOMI CORTEX
科名:クスノキ科(Lauraceae

基原

クスノキ科(Lauraceae)、Cinnamomum cassia Blume の樹皮、又は周皮の一部を除いたもの

効能

ケイヒ(桂皮)は葛根湯や参蘇飲などに含まれる生薬の一つです。

 

発汗、解熱、健胃、整腸などの効果を期待して漢方に配合されます。

ケイヒの種類

実は、ケイヒは産地などによって厚さや外観が違います。

 

シンナムアルデヒドはどのケイヒでも共通の成分なのですが、その他の成分は必ずしも同じとは限らず、多少甘味、辛味、渋みなどに違いがあります。

 

辛味が強く甘味があって、渋みがないものが良品とされています。

 

歴史

名医別録に記載されていて、「心痛、脇痛、脇風、筋を温め、脈を通じ煩を止め、汗を出す」と桂皮の薬能は記載されています。

 

筋を温め、といったことや、汗を出すといった記載から、昔から体を温める作用を期待して使われていたことが分かります。

 

ケイヒ(桂皮)は古くはエジプトの古文書にも載っているそうです。