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リュウコツ(竜骨)

日本名:リュウコツ
日本別名:竜骨
英名:Longgu
ラテン名:FOSSILIA OSSIS MASTODI

基原

大型哺乳動物の化石化したで、主に炭酸カルシウム

効能

リュウコツ(竜骨)は桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯などに含まれる生薬の一つです。

 

通常、漢方薬で使う生薬はほとんどが薬草(植物)ですが、時々、鉱物や動物生薬といわれるものを使用します。

 

リュウコツ(竜骨)は鉱物であり、主成分は炭酸カルシウムです。主成分はボレイ(牡蛎)とほぼ同じです。

 

効能もボレイ(牡蛎)に似ていて、精神をリラックスさせる効果がメインです。

歴史

神農本草経の上品に収録され、その薬能は「心腹の鬼?、夫人の漏下、小児の熱気驚癇」と記載されています。

 

リュウコツ(竜骨)に使われる骨は、昔はマンモスなどの古代哺乳動物の化石でしたが、それを使い続けるわけにいかなかったため、現在は牛などの骨が多く使われています。