ショウキョウ(生姜)
日本名:ショウキョウ
日本別名:生姜
英名:Ginger
ラテン名:ZINGIBERIS RHIZOMA
科名:ショウガ科(Zingiberaceae)
基原
ショウガ科(Zingiberaceae)、ショウガZingiber officinale Roscoeの根茎
効能
ショウキョウ(生姜)は葛根湯や半夏厚朴湯、半夏白朮天麻湯などに含まれる生薬の一つです。
ショウキョウはかぜ薬、胃薬、制吐薬、鎮痛薬に分類される漢方に高頻度で配合されています。
ショウキョウには辛味成分の6-ギンゲノールが主成分として含まれていて、これにより胃の血行が良くなるため、胃薬や冷えに使用されます。
ショウキョウ(生姜)とカンキョウ(乾姜)の違い
ショウキョウ(生姜)とカンキョウ(乾姜)の違いは修治(加工)方法の違いです。
・ショウガを直接乾燥させたもの→ショウキョウ(生姜)
・ショウガを蒸して乾燥させたもの→カンキョウ(乾姜)
となります。この違いを間違って覚えてしまっている人も多いので気を付けましょう。
また、効果にも差があります。
「ショウキョウ(生姜)」はカンキョウ(乾姜)より健胃の効果、吐き気を抑える効果が大きいとされています。
歴史
神農本草経の中品に収録されています。
薬性論では、「腰腎間の疼冷、冷気を治し、血を破り、風を去り、四肢の関節を通じ、五臓六腑を開き、諸絡脈の宜し」と記載されています。
日本および中国で古くから香辛料、薬用として使用され、ヨーロッパでも香辛料として知られています。