「カンキョウ（乾姜）」まとめ

日本名：カンキョウ
日本別名：乾姜
英名：Processed Ginger
ラテン名：ZINGIBERIS PROCESSUM RHIZOMA
科名：ショウガ科（Zingiberaceae）

ショウガ科（Zingiberaceae）、ショウガZingiber officinale Roscoeの根茎を湯通し又は蒸したもの

カンキョウ（乾姜）は柴胡桂枝乾姜湯や半夏瀉心湯（14）、大建中湯などに含まれる生薬の一つです。

カンキョウ（乾姜）は冷えによる腹痛や消化不良、嘔吐、四肢の冷えを改善します。これはカンキョウ（乾姜）に含まれる辛味成分の6-ショーガオールが関係していて、6-ショーガオールにより胃の血行が良くなるため、胃薬や冷えに使用されます。

また、カンキョウ（乾姜）は肺を温めてせきや喘息、悪寒、痰などを改善する効果もあります。

ショウキョウ（生姜）とカンキョウ（乾姜）の違いは修治（加工）方法の違いです。

・ショウガを直接乾燥させたもの→ショウキョウ（生姜）
・ショウガを蒸して乾燥させたもの→カンキョウ（乾姜）

となります。この違いを間違って覚えてしまっている人も多いので気を付けましょう。

また、効果にも差があります。
「ショウキョウ（生姜）」はカンキョウ（乾姜）より健胃の効果、吐き気を抑える効果が大きいとされています。