神経症型自律神経失調症
神経症型自律神経失調症は、神経が過敏になり、自律神経のバランスが崩れてしまっている状態です。
神経質な人に多く、ちょっとしたことに過敏に反応してしまうと、その分緊張し交感神経が強く働いてしまいます。
その結果、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
なりやすい人
心理的なことに影響されやすく、些細なことを気にしてしまう人に多いです。
たとえば、体調を気にしすぎる人、家の鍵が閉まっているかが気になる人などです。
症状
イライラや不安感などの精神症状のほか、人によっては以下の症状があらわれます。
- 口の渇き
- ほてり
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- 頭痛
- 手足のしびれ
原因
神経質な性格により、より多くのストレスを溜めこんでしまうため、交感神経が優位になってしまうことが原因です。
交感神経ばかりが働いてしまうと、副交感神経が働く時間が少なくなってしまいます。
副交感神経は体を回復させるときに働くので、体があまり回復せず、とうとう頭痛や不安感などの症状として表面に出てきてしまいます。
ストレスを多く溜めることが原因、ストレス耐性が低いわけではない
神経質な性格の人はストレスへの耐性が低いと勘違いされている人も多いですが、それは間違いです。
神経質な人はより多くのストレスを感じてしまっているため、体調を崩します。
「普通の人と同じストレスを感じているが、耐性が低いため体調を崩す」というわけではないです。
なので、「ストレス耐性を上げる」のではなく、「ストレスを減らす」ということを意識してください。
細かく分類しないことも多い
自律神経失調症はどれも症状としては似ているため、医師はわざわざどのタイプかまで分類しないことも多いです。
問題は「症状と、どうしたら治るか」だからということもありますが、分類してしまうと、「自分はこのタイプなんだ」と思い込み、自分からその病気になってしまうこともあるからです。
なので、このような情報はあくまでも参考程度んいし、一番重要なことであるストレスを減らし、日常生活をコントロールすることに力を注ぐようにするとよいと思います。
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