心身症型自律神経失調症
心身症型自律神経失調症は仕事や人間関係などによって過度のストレスがかかってしまうことで発症するタイプの自律神経失調症です。
自律神経失調症になった人の大半が心身症型自律神経失調症だといわれています。
症状
症状として、以下のようなものがあります。
- 不眠
- めまい
- 頭痛
- 肩こり
- 首のこり
- 耳鳴り
いわゆる自律神経失調症の代表的な症状です。
これらの症状があるにも関わらず検査では異常がない場合、心療内科や精神科に相談してみるとよいかもしれません。
原因
心身症型自律神経失調症は過度のストレスを抱え込んでしまうことで発症するとされています。
このタイプに多いのが、不満などを言わないで我慢してしまうなど、ストレスを発散するのが苦手な人が多いです。
ストレスを発散できず、常にストレスを抱え込んでいるのですが、本人は自覚ができていないことが多く、症状が出てはじめて気づくことが多いようです。
病院での治療も大事ですが、適度に息抜きをして自分のストレスをコントロールできるようにしなければ再発してしまうので、ストレスとの付き合い方も大事になります。
なりやすい人
- 完璧主義の人
- 生真面目な人
- 理想が高い人
- 几帳面な人
- 責任感が強い人
などの人がなりやすいとされています。
心身症と心身症型自律神経失調症
心身症型自律神経失調症と心身症はどのような違いがあるのでしょう。
結論として、検査で異常があるかないかです。
心身症とは、様々なストレスによって身体に病気と呼べる症状があらわれる状態です。
心身症は身体の臓器や器官の決まったところに症状があり、検査をすれば異常が発見されます。
しかし、心身症型自律神経失調症の場合は検査を行っても異常がないというのが特徴です。
細かく分類しないことも多い
自律神経失調症はどれも症状としては似ているため、医師はわざわざどのタイプかまで分類しないことも多いです。
問題は「症状と、どうしたら治るか」だからということもありますが、分類してしまうと、「自分はこのタイプなんだ」と思い込み、自分からその病気になってしまうこともあるからです。
なので、このような情報はあくまでも参考程度んいし、一番重要なことであるストレスを減らし、日常生活をコントロールすることに力を注ぐようにするとよいと思います。
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