血圧とは
まず、血圧とは、動脈にかかる圧力のことです。一般に、「血圧=心拍出量×末梢血管抵抗」で示すことが出来ます。
血圧を下げるには心拍出量を低下させるか、血管抵抗を低下、つまり血管を拡張すれば良いのです。
世の中の降圧薬は血管を拡張させることによって血圧を低下させているものが主流です。
また、血圧には、「収縮期血圧」と「拡張期血圧」と呼ばれるものがあります。
収縮期血圧
収縮期血圧とは、血管に一番負荷がかかっているときの血圧です。
心臓は絶えず収縮・拡張を繰り返し、全身に血液を送り続けています。
心臓が収縮したとき、血管内の血液量が増えるため、血管にかかる負荷も大きくなります。
つまり、心臓が収縮したときの最大血圧を収縮期血圧といいます。
拡張期血圧
拡張期血圧とは、血管にかかっている負荷が一番少ないときの血圧です。
心臓が拡張しているときは、血液量が減るため、血管にかかる負荷も少なくなります。
つまり、血圧は低い状態になります。
このように、心臓が拡張したときの血圧を拡張期血圧といいます。