抑肝散加陳皮半夏(83) |
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症状 |
虚弱な体質、神経がたかぶる |
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診断 |
神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症 |
構成生薬 |
・サイコ(柴胡)
・チョウトウコウ(釣藤鈎) |
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
抑肝散加陳皮半夏は気分を落ち着かせる効果があり、血行を良くして、イライラ、不眠、神経症、ひきつけ、小児夜泣きなどの症状を改善します。
効能
抑肝散加陳皮半夏は次の場合に使用されます。
症状:虚弱な体質、神経がたかぶる
診断:神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症
使い方
通常、1日2〜3回、食前又は食間に経口投与します。
食間とは、食事中という意味ではなく、食事と食事の間を意味します。つまり、食後から2時間経過した、胃の中が空の状態を指します。漢方薬は胃が空っぽのときの方が吸収が良いとされているからです。
しかし、食後に服用しても特に問題はありません。むしろ、吐き気などの副作用が強い場合は食後に漢方を服用することで、副作用を軽減できます。
注意する副作用
手足のしびれや筋肉痛などの症状が現れた場合は、この漢方の副作用である可能性があるので、主治医や薬剤師に相談するようにしてください。
→偽アルドステロン症について
相談する際は、服用している漢方だけでなく、他にどんな薬を飲んでいるかも伝えるようにしてください。
使われている生薬
抑肝散加陳皮半夏には、以下の9種類の生薬が配合されています。
・サイコ(柴胡)
・チョウトウコウ(釣藤鈎)
・ソウジュツ(蒼朮)
・ブクリョウ(茯苓)
・トウキ(当帰)
・センキュウ(川きゅう)
・カンゾウ(甘草)
・チンピ(陳皮)
・ハンゲ(半夏)
この中で重要なのはなんといっても半夏と陳皮です。
半夏による制吐作用。陳皮にはよるリラックス効果により、吐き気が症状に出ている神経症に効果が期待できます。