釣藤散(47) |
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症状 |
中年以降で慢性的に続く頭痛、頭重感がする。高血圧の傾向がある |
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診断 |
頭痛、肩こり、めまい、高血圧 |
構成生薬 |
・セッコウ(石膏) |
釣藤散(ちょうとうさん)
釣藤散は気分を落ち着かせる効果があり、血行を良くして、イライラ、不眠、神経症、ひきつけ、小児夜泣きなどの症状を改善します。
効能
釣藤散は次の場合に使用されます。
症状:中年以降で慢性的に続く頭痛、頭重感がする。高血圧の傾向がある
診断:頭痛、肩こり、めまい、高血圧
使い方
通常、1日2〜3回、食前又は食間に経口投与します。
食間とは、食事中という意味ではなく、食事と食事の間を意味します。つまり、食後から2時間経過した、胃の中が空の状態を指します。漢方薬は胃が空っぽのときの方が吸収が良いとされているからです。
しかし、食後に服用しても特に問題はありません。むしろ、吐き気などの副作用が強い場合は食後に漢方を服用することで、副作用を軽減できます。
注意する副作用
手足のしびれや筋肉痛などの症状が現れた場合は、この漢方の副作用である可能性があるので、主治医や薬剤師に相談するようにしてください。
→偽アルドステロン症について
相談する際は、服用している漢方だけでなく、他にどんな薬を飲んでいるかも伝えるようにしてください。
使われている生薬
釣藤散には、以下の11種類の生薬が配合されています。
・セッコウ(石膏)
・チョウトウコウ(釣藤鈎)
・チンピ(陳皮)
・ブクリョウ(茯苓)
・バクモンドウ(麦門冬)
・キクカ(菊花)
・ニンジン(人参)
・ハンゲ(半夏)
・カンゾウ(甘草)
・ボウフウ(防風)
・ショウキョウ(生姜)
この中で重要なのはチョウトウコウです。
チョウトウコウの気の巡りを良くする効果によって、頭痛や頭重感に効果を示します。